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彩りのある生産的な日々を。

Aliexpressで激安中華カーボンホイール(3万円)を買ったのでレビュー・インプレしてみる

どうも皆さんこんばんは。
ロードバイクを購入してはや三か月、ついに私も鉄下駄を卒業しました。

カーボンホイール、クリンチャー、リムハイト38mmのちょいディープリム。それがなんと28,587円。
海外通販自体初めてだったのでちゃんと届くかどうかも含めて不安でしたが、無事に届いてその後100キロほど走ったのでレビューしていきます。

もともとのスペック

今乗っているロードバイクはScottのエントリーアルミロードバイク(2017年モデル)で、定価は17万円ほどです。
エントリーモデルという事もあってホイールも鉄下駄。重量は前後でおよそ1.9kgほどでした。

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Scott傘下のSyncrosホイール。なかなかの鉄下駄。

このロードバイク自体スタンドやボトルゲージ含めると10kgを超える超重量モデルで、坂が多い横浜の街を走る私にとっては結構キツかったです。
街乗り中心でストップ&ゴーが多いという事情もあり、まずはホイールから軽量化を図っていこうと決意しました。

購入まで

購入を決意してから、ゾンダ、Prime、Amazon中華カーボンと複数の候補を調べつくしましたが、結局アリエクホイールが最強という結論に。
アリエクでは、注文者が直接工場に発注する形となり極限までマージンが削られるため、他を寄せ付けない圧倒的な安さを実現しています。

さて、今回注文したホイールはこちら。お祭り騒ぎのようなサムネイルがかわいいですね。

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「SAKYA CARBON」というストアが出品しています。これ以外にも229ドルのものや289ドルのものなどバリエーションがありますが、違いは使っているハブです。
私が購入した239ドルモデルは、Bitex か PowerwayのR13ハブが使われています。可もなく不可もなく。

Amazonなどと同じようにカートに入れて購入するわけですが、そのまま何も言わないと適当に在庫商品を送ってきます。
商品ページにあるように、いくつかメモをセラーに提示する必要があります。

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「Message Center」からテンプレート通りにリクエストを送付(英語)

Cassette bodyさえ間違えなければあとは見た目の問題なのでどうとでもなります。ついでにハブはPowerway製をリクエストしておきました。

注文から一週間ほど経って発送。そこから10日ぐらいで手元に届きました。
わかっちゃいましたがなかなか時間かかりますね。すぐ欲しいって人はAmazonが無難でしょう。

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発送時期も聞いたらすぐ返事をくれました

商品概観&インプレ

そんなこんなで届いた中華カーボンホイール。割としっかりと梱包されていました。

何はともあれまずは重量。 公称では38mmクリンチャーは1485グラム (+/-30グラム)とのことでしたが、測ってみると…

フロント710g、リア880g、計1590g。

いやだいぶ重いやんけ!!!
公称はリムテープ抜きの重量とはいえ結構誤差がありました。まあセミディープで1.6kg切ったので良しとしましょう。
実際もともとが重かったという事もあり、持った瞬間「軽っ!」と驚きました。カーボン恐るべし...

スポークの形状はいわゆるきしめん。振れもほとんどありません。ラチェット音はそれなりに大きいです。「シャー」より大きく「ジー」となる感じです。(わかるか) クイックリリースとブレーキパッド、そして3つのスぺアスポークが付属しており、届いたその日から乗る事が出来ました。

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ここからは100kmほど走ってみてのインプレです。
まずは漕ぎ出しですが、やはり明らかに軽くなりました。最初のひと漕ぎ目はそこまで大差ないのですが、ホイールが回り始めて速度に乗るまでが圧倒的に楽です。
以前は、止まっている状態から「よいしょ→よいしょ→よいしょ」でやっとある程度の速度に到達する感じでしたが、このホイールだと「よいしょ→よっ→スーッ...」と一単位半ぐらい労力が割り引かれます。
30キロ前半ぐらいでの巡行も非常に楽で、「あれ、今日は追い風なのかな?」と錯覚するレベルでした。

期待しすぎていたというのもあるかもしれませんが、登坂に関しては意外にもそこまで変化を感じませんでした。「軽い!グイグイ進む!」というよりは、登り終わった後に「あれ、なんか楽だったかも」ってな具合です。

もともと坂が苦手すぎる人間なので、多少楽になったとしても相変わらず苦痛な事に変わりはないという事なのでしょう。
トータルでまだ9kg後半なので、もう少し軽量化を進めると少しは好きになるかもしれませんね。こうして軽量化沼へ...

続いて空力性能に関してですが、残念ながら効果をあまり実感できず。横風の恐怖が増しただけな気がします。
もしかしたら30キロ代前半での巡行のしやすさに一役買っているのかもしれませんが、そもそもそれ以上のスピードをあまり出さない自分にとっては、空力性能は無用の長物だったのかもしれません。調子に乗って50mmとか買ってなくてよかった。
とはいえ見た目がかっこいいので後悔はしてません。

最後にブレーキ性能です。
「カーボンは止まらない」と散々言われていたのでビビり散らかしていましたが、思ったよりは止まります。減速の感覚はアルミとそう変わりません。
ただ、最後の「ピタっ」と完全に止まる瞬間がなかなか訪れないという怖さがあります。早く慣れないと、減速した状態で滑らかに追突。という事態が起きかねません。

あくまで慣れの問題で最後止まる瞬間にブレーキを少し強くかければいいだけなので、そこまで怖くはありません。

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まとめ

買った時は「どうせ値段なりだろう」という気持ちで買った中華カーボンホイールでしたが、品質は思っていた以上に良かったです。
期待通りの効果を得られなかった部分もありますが、送料込み3万円程度でここまでのアップグレードが出来るなら間違いなく買いでしょう。

アリエクは怖いという人には、AmazonWiggleでの購入がおススメです。
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