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DCプランナー2級に独学で合格したので道のりを記しておく【勉強方法・勉強時間など】

二日ほど前に試験のあったDCプランナー二級試験ですが自己採点の結果合格していることが確定しましたので備忘もかねてこれまでの道のりを示しておきます。これから勉強しようと思っている方は参考にしてください。
試験結果は以下の通りです。

分野A(我が国の年金制度・退職給付制度):18/26点
分野B(確定拠出年金制度):28/37点
分野C(投資に関する知識):24/24点
分野D(ライフプランニングとリタイアメントプランニング):13/13点

計:83/100点

分野A・Bを出来るだけ落とさず合格ラインを維持し、分野C・Dで確実に稼いで逃げ切るというおおよそ思惑通りの結果でした。(本当はA・Bでもっと取る予定でしたが...)

試験の概要などなど

DC(確定拠出年金)プランナーと聞くととてもニッチな資格に聞こえますが、金融業界(特に資産運用や年金周り)ではそれなりに市民権を得ている資格です。
年金、言い換えれば「長期的な視点での資産形成」をメインのテーマとして、従業員側のニーズや企業側のニーズ、法規制や投資理論まで幅広く学ぶ事が出来ます。
すぐさま実用レベルになるほどではありませんが、年金周りの事が結構体系的に学べるので確実に役に立ちます。金融機関勤務者や財務や人事の担当者、資産形成に興味のある方におススメです。

分野A~Dまでが試験範囲ですが、やはりキモは前半二つ。FPや社労士試験の経験があれば簡単らしいですが、そうでない人にとっては結構苦痛です。重点的に勉強していきましょう。

分野Cは投資理論に関して。証券投資理論について多少でも触れたことがあればかなりお得ですが、そうでなくても問題に慣れさえすればかなり簡単です。リターンとリスクの計算やシャープレシオやインフォメーションレシオの計算など確実に出来るようにしておきましょう。

分野Dは一般常識色の強い箇所です。そこまで力を入れる必要はありませんが常識のみで答えると意外に間違えます。9割ぐらいは取りたいところであり対策も簡単なので一通りは対策していきましょう。

勉強時間・勉強方法

2か月ほど前からぼちぼち教科書を読んだりしていましたが全く頭に入って来ず、ほとんど手を付けていないような状況でした。

3週間ほど前から本腰を入れて問題集に取り組み、簡単な問題は飛ばしつつなんとか3周ほどこなしました。
勉強時間は全く足りてないですし、3周といってもラスト一周は当日の朝に急いで読み進めただけです。本当ならば一か月はきっちり準備する時間が必要かと思われます。逆に言えば一か月ちゃんとやれば受かります。

DCプランナー教本は一応図書館で借りて読みましたが、予備知識ゼロでいきなり読んだためか全く頭に入ってきませんでした。本の構成自体もあまり良くないのでおススメはしません。

結局一番いいのは問題集(上の水色のやつ)を繰り返し解く事です。最初は解説どころか問題文も何のことかわからないと思いますので、キーワードで検索を掛けたり(厚生年金基金?加給年金?運営管理機関?などなど)重要そうな箇所(拠出限度額や特別支給年金の受給開始年齢など)にふせんを貼ったり地道に進めていきましょう。
FPのように「試験向けに要点が整理された市販のテキスト」というものが存在しないので、ある程度全体像がつかめてきたらノートにまとめるのももちろん有効です。

なんだかんだマイナーな資格なので取得までの道のりが舗装されておらず、独学でやる場合は「地道こそ王道」になってしまうのがDCプランナーの辛いところではありますが、その分知識がしっかり根付きます。

まとめ

地味なように見えて意外と勉強してて楽しかったなという印象です。単なるシグナリングのため、知識欲を満たすため、実務に活かすため、いずれも叶えてくれて一石三鳥でした。
1級にもいずれ挑戦する予定なのでまた報告させていただきます。