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Nobsoundの"Tone"とEdifierの"P12"で高コスパデスクトップオーディオを組んだのでレビューする

かねてよりPCオーディオ沼に足を踏み入れたいと思っていた私ですが、ついに理想のシステムを激安で組むことに成功しました。

Before

今まで使っていたのはかの有名なJBLPebbles君です。そしてヘッドホンはゼンハイザーのHD599、通称「プリン」をパソコンに直刺し…
どちらも良い製品でこの状態でも割と満足はしていたのですが、最近は在宅ワークで机に向かっている事が多く、モチベーションを維持するためにより良い音で音楽を聴きたいと思ったのが購入のきっかけです。

必要条件

当初は、RCA出力付きヘッドホンアンプを買ってアクティブスピーカーに繋ぐという案も考えましたが、オーディオオタクの友人曰くパッシブスピーカーは「世界が違う」らしく、また最近は特にDACアンプの低廉化が進んでいるためむしろアンプ+パッシブスピーカーの方が安くなるかもしれないとのことだったので、セット購入を決意しました。

まず、スピーカーを駆動するアンプ部分についての条件はこちら。

  1. DAC機能付きプリメインアンプ
  2. ヘッドホンアンプとしても使用可能
  3. Bluetooth入力が出来るとなお良し
  4. 安い

そしてパッシブスピーカーの条件はこちら。

  1. 音が良い
  2. 見た目が良い
  3. 安い

いたってシンプル。

購入

そして検討の末買ったのがNobsound,"Tone"とEdifier,"P12"です。

まず見ていくのはTone。発売元はNobsoundという中華メーカー、値段は2020年4月現在5011円(@Amazon)。
入力方法はRCA、3.5mm、USB、Bluetoothと豊富。スピーカーに加えヘッドホン出力もあり、スピーカーは4Ω-16Ω、ヘッドホンは8Ω-300Ωまで駆動可能(本当か?)となんでもござれの多機能っぷり。
無名中華メーカーということで若干不安でしたがこの値段なら失敗してもいいかという気持ちで購入。

そしてスピーカーはedifierのP12。edifierは近年非常に高品質なスピーカーを続々と出している中国のメーカーで、P12はそんなedifierの8000円ほどのスピーカー。
3/4インチ(19mm)のシルクドームツイーターと4インチ(116mm)のドライバーを搭載しておりデスクトップとしては必要十分、デザインもグッド。Amazonでの評価も高く、日本語レビューは少ないが海外ではとても人気なようです。

レビュー

いざ実機レビュー!導入環境はこんな感じです。
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結果としては、非常に満足です。
Pebblesと比べるとまさしく別世界で、まったくスピーカーで聴いている感覚がありません。アコースティックバンドの曲を聴いていると、ウッドベースの少しバリっとなる音やボーカルの息継ぎの音まで非常にリアルで、目の前で演奏してくれているような気分になります。全体的にクセもなく、低音から高音までバランスよく鳴っています。
さらに驚いたのが定位感で、二つのハコから鳴っている音とは思えません。本当に空間が広がっているかのような奥行きを感じることができます。ジャズのライブ音源を聴きながら目を閉じればそこはもうお洒落なジャズバー。

アンプも非常に余裕があり、映画を観ても大迫力で本当に映画館に来ているような気になります。また、ヘッドホンアンプの性能もよく、PC直刺しに比べて解像度・定位感ともに非常に上がり、HD599のポテンシャルの高さを改めて感じました。正直再生機器を変えただけでここまで音が変わるとは思っておらず、一聴した瞬間あまりのクリアさに笑ってしまいました。なお、ヘッドホンアンプ初心者なので他との比較は出来かねます、悪しからず。

悪い点を挙げると、入力系統を変えると音量が全く変わってしまい、たまに爆音が出てしまうことです。BluetoothからUSB接続に変えた時、音を出す前にいちいち音量をゼロにしています。音量が常に一緒だともっと使いやすくなるのですが…

まとめ

初めてのPCオーディオでしたが、総額1万3000円で完全に自分の求めるものを構築できました。昼はスピーカー、夜はヘッドホンで楽しんでいきたいですね。
デスクトップオーディオ始めたいけど何買えばいいかわからないという方にはもってこいだと思います。

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