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神コスパノイズキャンセリングイヤホン、Air by MPOWのX2.1jをレビューしてみる。

ガタゴトうるさい満員電車、作業のため入ったはいいが騒がしいファミレス。
そんな時でも音楽にフォーカスしたい、しかしノイズキャンセリングイヤホンは高くてなかなか手が出せない…といった悩みを解決してくれたのがこのイヤホンでした。

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欲しかったイヤホンのカタチ

近年はノイズキャンセリングイヤホンも完全に世の中に浸透し、各社しのぎを削った結果、かなり安価なノイズキャンセリングイヤホンも増えてきました。しかし1万円を切る「まともな」モデルはまだ少ないのも事実。
そんな中このイヤホンは6.5k前後(2020/4/18現在)と価格破壊級。しかも持続時間最大16時間のバッテリー、急速充電機能、IPX5の防滴、Bluetooth5.0対応、その他もろものの機能を搭載しており、スペックだけ見たら倍の値段でもまだコスパが良いといえます。
そして地味に私が惹かれたのが、ネックバンド式だということ。いままで完全ワイヤレスのイヤホンを幾度となく失くしてきた身としては、ネックバンド式でさらにイヤホンがマグネットでくっつく仕様はかなりアピールポイントとなりました。機能性としてはここまで満点、果たして音とノイズキャンセリングの性能はいかに…

実際購入してみて

率直に言って、この製品は値段を鑑みれば満点の出来です。まずはノイズキャンセリングからお話していきましょう。

ノイズキャンセリングの性能は悪くないです。電車の中のような低音ノイズにはとくに強く、音楽を聴いていればほとんど気にならないくらいにはなります。一方で、意図的にかもしれませんが中高音のノイズはそこまで打ち消さずに、若干ボリュームを小さくするぐらいに収めています。具体的には、電車内でノイキャンをオンにすると、「ゴー」とか「コー」とかいう音が消えて、「サー」になります。感動するレベルではないですが、思ったよりハッキリ効果を感じられます。以前使ったことのあるJVCの同価格帯ノイキャンイヤホンに比べたらかなりの精度で、値段を考慮すると軽々合格点は超えていきました。

続いては音に関してです。全レンジバランスよく、それでいて中音域のヌケが良い事が特徴です。私自身は割と低音好きなのですが、このイヤホンはしっかり締まった低音を鳴らしていて、邪魔をせず物足りなさもなくで絶妙なバランスです。高音域も変に加工された感じはなく、ハイハットの音なんかも力まずに自然に鳴らしています。
そして最もこの製品の特性を表しているのが中音域です。空間的広がりを伴った解像度の高い音で、ボーカルはもちろんのこと、ギターのアルペジオや後ろで鳴っているストリングスまで、喧嘩することなく綺麗に入ってきます。日本人向けにチューニングされたと謳っている通り、特に中音域が忙しくヌケが重要なポップスにはもってこいでしょう。とはいえ、バランスの良い低音高音と美しい中音域という特性は割とどんな音楽にもフィットすると思うので、ポップスが特に得意な万能機といった印象です。

装着感、接続の安定性

まずは装着感について。イヤーフィンが思ったよりいい仕事をしていて、抜群の安定感があります。しかしイヤーピースの問題なのか、割と耳への圧迫感が強めで、通話などで長時間つけていると途中で痛くなってきます。イヤーピースを何度か変えて、今はかなり落ち着きましたが、カナル型が苦手という人には少しきついかもしれません。イヤーピースはウレタン製にしようかな...

接続の安定性ですが、基本的には安定していて、接続しなおしたことは一度もありません。普段の往復一時間ほどの通勤電車の中でも、2~3回一瞬プツっと音が途切れる事があるぐらいです。 ただ、調子の良し悪しがあるのか(?)途切れる時は結構途切れます。電車の中では安定していていたのに帰って散歩している時に使っていると1曲で5回途切れる、みたいな事があります。だいたい調子悪いのは一瞬だけですぐ直るのですが、原因不明なのが不気味で、もしかしたらある日急に音飛びしまくるようになる日が来るかもしれないと恐れています。

まとめ

いろいろ書きましたが、間違いなく値段の倍の価値はあると考えていいイヤホンです。
ノイキャン一本目として、通勤用や運動用として、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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