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【新譜レビュー】Always Ascending / Franz Ferdinand ~何か新しい、されど良い

どうも管理人です。

フランツ・フェルディナンドの新譜「Always Ascending」がまもなくリリースされるという事で、その前に先行リリース曲について私見を述べていこうとおもいマス。

Always Ascending

まずは1曲目のアルバムタイトル曲である”Always Ascending”から見ていきましょう

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最初のイントロは少しびっくりしますね、デヴィッド・ボウイ感あります。このまま曲終わったらどうしようかとちょっと不安になりました。(笑)

そうはならずにEDMチックな展開に入っていきますが、サビに入ったところで「あ、フランツだ。」とはっきり気づきます。今回のアルバム通して言えることかもしれませんが、初期のようなギターポップというよりは、ダンスミュージックの方にどちらかと言うと寄っていて、さらにサイケの要素も垣間見えます。しかしお得意の気持ち良いカッティングも健在でその辺のバランスのとり方はさすがですね。

 

Lazy Boy

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続いては”Lazy Boy”です。個人的には一番好きですね。

サビの下降感とかもろもろからMGMTのようなサイケ・ポップ感も感じられますが、ギターリフとドラムがなにしろ心地いい。サイケのようなトリップ感も持ちつつやっぱり体を動かさずにはいられない、そんな曲ですね。良い。

 

Feel The Love Go

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さて最後はこの”Feel The Love Go”ですが、もうPVからしていつものヤツや。変わらない良さがある。なんかのパロディですかね?

それはさておき曲はというと、「Tonight」のなかに混ざっていてもおかしくないような曲ですね。シンセとベースが主役といった曲で、重厚なグルーブにボーカル、コーラス、シンセが浮かんでいてよくまとまっています。にしてもPVなんなんだ一体。

 

総評と海外の反応

先ほども言いましたがダンスミュージックの要素に加えサイケの風も吹かせており、ある意味実験的ともいえる今作ですが、昔ながらのファンも納得の作品でしょう。ただシンプルなバンドアンサンブルの曲もやはりあって欲しいですし、あとシックにまとまっているが故に、キラーチューンといった感じではないとも思いました。

海外のファンのコメントとしては、「新しい曲とコンセプト、とても気に入っている。」「新しくなって帰ってきた!」など、いつもと違う雰囲気を感じつつも肯定的に受け止めているようです。

往々にしてこの時期のリバイバル系バンドは近年新しい領域を求めて失敗することが多いのですがフランツはうまくやったようですね。これからにも期待できそうです。

 

それでは今回はここらへんで失礼します。