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Fidlarがめっちゃええ件:カリフォルニアのスケーターパンクバンド

どうも皆さんこんばんはー

早速ですけど、皆さんFidlarってバンド知ってます?

日本での知名度が全然わかんないんですけど、スケート文化に明るい人は知ってるんですかね?

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まあ知らない人のためにもまずはバンドの概要を説明してみましょう!

 

バンド概要

2009年に結成されたLA出身の4人組バンドで、ジャンルとしてはパンクやガレージに含まれます。

バンド名のFIDLARは、”Fuck It Dog Life's A Risk”:「くそったれ、人生楽じゃねえ」の頭文字からとっているそうで、いかにもパンクっぽくてダサかっこいいですね。

2017年2月現在スタジオ・アルバムとしては”FIDLAR”と”Too”の2枚をリリースしています。

 

サウンド・世界観など

サウンドの特徴としてまず挙げられるのが、底抜けの陽気さ、明るさです。

クランチにしろディストーションにしろ、ギターサウンドは抜けの良い設定で、どしっと胸にくるというよりは、脳天を突き抜けていくようなふわふわしたサウンドです。

ボーカルの歪みがかった声も、どこかマヌケでお気楽といった印象を受けます。ほんっとに端的に言うと、「アホ」って感じです(笑)

まさしくカラッとした印象で、LAはカリフォルニアのスケーターたちがタンクトップ一丁で、ラジカセを傍に彼らの曲を流しつつパークでスケートを楽しむ様子が目に浮かんできます。

パンクの無鉄砲さを持ちつつ、かつインディー寄りの独特の雰囲気を醸し出していることも特徴の一つです。パンクはつまんねえよって思うような人にもぜひ聴いていただきたいです。

 

そんなアホ不思議サウンドにノるのはパンクらしい衝動的な歌詞です。若さや貧しさ、酒にドラッグ、そんなややもすれば今のこじゃれたIT時代には時代遅れとなりがちなテーマを、まっすぐに歌い上げます。熱い熱い。

無鉄砲な歌詞でさらにアホサウンドなのに、どこかたまに悲しげな印象を受けるのは不思議なところです。ちょうど昼間さんざん遊びまくって夕暮れになって帰る小学生時代の思い出に似てるかもしれません。この不思議な感覚は、インディー界隈のジメジメさと、まっすぐな歌詞が組み合わさり、アイロニーを生んだ結果ともいえるでしょう。

この曲を聴け!

 

 

2分ほどの短い曲ですが、バンドのいろんな要素が詰まってます。

アホサウンドなのにどこか寂しげな感じしませんか?あの夕暮れの感じです!

わかってくれる人がいればコメントにでもお願いします(笑)