DOING THINGS RIGHT

彩りのある生産的な日々を。

Aliexpressで買った3000円のビンディングシューズ(&シマノ PD-RS500)詳細レビュー。

「自転車に乗るための靴?そんなのいらないだろ。」
そう思っていた時期が私にもありました…

ビンディングシューズについて

こんなところまで来てくれた皆様方にとっては常識がだとは思いますが、ビンディングシューズとはずばり「自転車専用靴」です。
ペダルとシューズとを固定することにより運動効率を高める事が出来ます。

そしてこのシューズとペダルがなかなか高いのです…
標準的な物でも揃えようとすると普通に2~3万かかります。

ペダルに関してはほぼシマノの独占状態。最近、廉価モデルのPD-RS500が出たという事なので悩むこともなく購入を決めました。
怪しげな中華製品も考えたのですが、シューズと違ってペダルは結構品質がシビアという事なので、結局はシマノを選びました。

そして腕の見せ所(?)となるのがシューズです。
ペダル(+クリート)は完全に規格化していてシマノが握っているのですが、シューズに関しては作りがシンプルなだけあってコピー製品が流通しまくっています。

購入製品

さて、今回もお世話になるのはアリエクスプレスです。
購入したのはこれ。

<以下追記>
現在はAmazonでも取り扱っているようです。 詳しくは記事の最後で紹介しております。

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アリエクで購入する際、最も重視すべきはセラーの評価です。 欠陥品も多いアリエクですが、セラーの評価は結構信ぴょう性があります。なんならAmazonの★より信頼できます。
今回のセラーである「SLNsports」も2620Reviewsに対し星4.7とかなりの高評価です。

製品スペックですが、

  • SPDSPD-SL両対応タイプ(SPDとして使う場合はクリートと別にスペーサーが必要)

  • 値段は3200円(購入時)

  • ディスクをカチカチ回してフィットさせるタイプ

シマノの最廉価シューズが定価1万(Amazon8千円)程度であることを考えると、余裕で半額以下と超破格です。

しかもSPDSPD-SL両対応。とりあえずコレ買っておけば間違いない的なヤツです。
デザインも悪くないでしょう。

20日程度で手元に届きました。相変わらず遅い!

製品到着

届いたのがこちら。サイズは普段履いているスニーカーと同じものを購入しました。

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思ったよりかっこいいですね。
メッシュだったり通気孔が空いていたりと通気性がよさそうですが、実はこれ見せかけの穴です。貫通してません。

とはいえ使っている感じでは特にムレが酷いなど感じませんでした。快適です。

前述したようにディスクをカチカチと回すことで締め付けを調整するわけですが、これが非常に気持ちいい。

わりと融通が利くので幅広な足をしている日本人にもしっかりフィットします。

クリートを取り付けた図がこれ。 ガタつきはありませんが、中で何かがカラカラ言っている音がします。謎。

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使用感など

ペダルは前述のシマノ・PD-RS500を購入しました。Amazonで5500円。

初めてのビンディングペダル&シューズだったわけですが、感想としては、

  • 自転車を漕いでいるという感覚じゃなくなる。よく言えば「一体感」、悪く言えば「窮屈」。クリート位置等を調整することでより自然な感覚になるかも?

  • リスタートが楽。ただ一度信号待ちからのリスタート時にコケ掛けた。街乗りオンリーならば不要かも。

  • 登坂は圧倒的に楽。引き足の技術は会得していないが、それにしても楽になる。

私のサイクリングスタイルは、「休日に近所を数十キロ走る」というものなのですが、坂が多い地域なので非常に役立っています。

ただ、「私服でふらっと1時間ぐらいぶらぶらしたい」という時にわざわざ靴を履かないといけないのは若干億劫。
片面フラットのSPDペダルなんかが自分にはちょうど良かったかもしれません。

ペダルに関してもレビューしておきます。

5500円と良心的な値段ではあるのですが、やはり重量は気になります。
もともと使っていたフラットペダルは如何にも重そうなゴツゴツ系だったわけですが、それよりもさらに20gほど重いです。

重いだけあって(?)堅牢性は抜群。立ちごけしかけた時などかなり無理な着脱も繰り返しましたが、一切使用感に変化はありません。相変わらずスムーズな着脱が出来ます。

クリートと合わせてやはりシマノ製の安心感は抜群です。結局使用感はクリートとペダル次第だなと。

まとめ

総額1万円以内でビンディングデビューとなった今回。

結論は「ペダルとクリートさえしっかりしてればシューズは何でも良くね?」です。
(もちろん今回の製品も安いなりにしっかりしているわけですが)

ちなみにこのシューズ、今はAmazonにも出品されております。 厳密には全く同じモデルではありませんが、少なくともメーカーは同じです。

値段も激安・レビューも上々なので、アリエクに抵抗がある方はこちらで買っても良いかもしれません。

mfavoritey.hatenablog.com

mfavoritey.hatenablog.com

Aliexpressで激安中華カーボンホイール(3万円)を買ったのでレビュー・インプレしてみる

どうも皆さんこんばんは。
ロードバイクを購入してはや三か月、ついに私も鉄下駄を卒業しました。

カーボンホイール、クリンチャー、リムハイト38mmのちょいディープリム。それがなんと28,587円。
海外通販自体初めてだったのでちゃんと届くかどうかも含めて不安でしたが、無事に届いてその後100キロほど走ったのでレビューしていきます。

もともとのスペック

今乗っているロードバイクはScottのエントリーアルミロードバイク(2017年モデル)で、定価は17万円ほどです。
エントリーモデルという事もあってホイールも鉄下駄。重量は前後でおよそ1.9kgほどでした。

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Scott傘下のSyncrosホイール。なかなかの鉄下駄。

このロードバイク自体スタンドやボトルゲージ含めると10kgを超える超重量モデルで、坂が多い横浜の街を走る私にとっては結構キツかったです。
街乗り中心でストップ&ゴーが多いという事情もあり、まずはホイールから軽量化を図っていこうと決意しました。

購入まで

購入を決意してから、ゾンダ、Prime、Amazon中華カーボンと複数の候補を調べつくしましたが、結局アリエクホイールが最強という結論に。
アリエクでは、注文者が直接工場に発注する形となり極限までマージンが削られるため、他を寄せ付けない圧倒的な安さを実現しています。

さて、今回注文したホイールはこちら。お祭り騒ぎのようなサムネイルがかわいいですね。

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「SAKYA CARBON」というストアが出品しています。これ以外にも229ドルのものや289ドルのものなどバリエーションがありますが、違いは使っているハブです。
私が購入した239ドルモデルは、Bitex か PowerwayのR13ハブが使われています。可もなく不可もなく。

Amazonなどと同じようにカートに入れて購入するわけですが、そのまま何も言わないと適当に在庫商品を送ってきます。
商品ページにあるように、いくつかメモをセラーに提示する必要があります。

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「Message Center」からテンプレート通りにリクエストを送付(英語)

Cassette bodyさえ間違えなければあとは見た目の問題なのでどうとでもなります。ついでにハブはPowerway製をリクエストしておきました。

注文から一週間ほど経って発送。そこから10日ぐらいで手元に届きました。
わかっちゃいましたがなかなか時間かかりますね。すぐ欲しいって人はAmazonが無難でしょう。

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発送時期も聞いたらすぐ返事をくれました

商品概観&インプレ

そんなこんなで届いた中華カーボンホイール。割としっかりと梱包されていました。

何はともあれまずは重量。 公称では38mmクリンチャーは1485グラム (+/-30グラム)とのことでしたが、測ってみると…

フロント710g、リア880g、計1590g。

いやだいぶ重いやんけ!!!
公称はリムテープ抜きの重量とはいえ結構誤差がありました。まあセミディープで1.6kg切ったので良しとしましょう。
実際もともとが重かったという事もあり、持った瞬間「軽っ!」と驚きました。カーボン恐るべし...

スポークの形状はいわゆるきしめん。振れもほとんどありません。ラチェット音はそれなりに大きいです。「シャー」より大きく「ジー」となる感じです。(わかるか) クイックリリースとブレーキパッド、そして3つのスぺアスポークが付属しており、届いたその日から乗る事が出来ました。

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ここからは100kmほど走ってみてのインプレです。
まずは漕ぎ出しですが、やはり明らかに軽くなりました。最初のひと漕ぎ目はそこまで大差ないのですが、ホイールが回り始めて速度に乗るまでが圧倒的に楽です。
以前は、止まっている状態から「よいしょ→よいしょ→よいしょ」でやっとある程度の速度に到達する感じでしたが、このホイールだと「よいしょ→よっ→スーッ...」と一単位半ぐらい労力が割り引かれます。
30キロ前半ぐらいでの巡行も非常に楽で、「あれ、今日は追い風なのかな?」と錯覚するレベルでした。

期待しすぎていたというのもあるかもしれませんが、登坂に関しては意外にもそこまで変化を感じませんでした。「軽い!グイグイ進む!」というよりは、登り終わった後に「あれ、なんか楽だったかも」ってな具合です。

もともと坂が苦手すぎる人間なので、多少楽になったとしても相変わらず苦痛な事に変わりはないという事なのでしょう。
トータルでまだ9kg後半なので、もう少し軽量化を進めると少しは好きになるかもしれませんね。こうして軽量化沼へ...

続いて空力性能に関してですが、残念ながら効果をあまり実感できず。横風の恐怖が増しただけな気がします。
もしかしたら30キロ代前半での巡行のしやすさに一役買っているのかもしれませんが、そもそもそれ以上のスピードをあまり出さない自分にとっては、空力性能は無用の長物だったのかもしれません。調子に乗って50mmとか買ってなくてよかった。
とはいえ見た目がかっこいいので後悔はしてません。

最後にブレーキ性能です。
「カーボンは止まらない」と散々言われていたのでビビり散らかしていましたが、思ったよりは止まります。減速の感覚はアルミとそう変わりません。
ただ、最後の「ピタっ」と完全に止まる瞬間がなかなか訪れないという怖さがあります。早く慣れないと、減速した状態で滑らかに追突。という事態が起きかねません。

あくまで慣れの問題で最後止まる瞬間にブレーキを少し強くかければいいだけなので、そこまで怖くはありません。

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まとめ

買った時は「どうせ値段なりだろう」という気持ちで買った中華カーボンホイールでしたが、品質は思っていた以上に良かったです。
期待通りの効果を得られなかった部分もありますが、送料込み3万円程度でここまでのアップグレードが出来るなら間違いなく買いでしょう。

アリエクは怖いという人には、AmazonWiggleでの購入がおススメです。
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初心者がメルカリで中古ロードバイクを買って後悔した話 ~ 結局どこで買うのが一番良いのか

先日、ついに念願のロードバイクを買いました。
105コンポーネント(1世代前)搭載の2017年モデルアルミディスクロード、定価17万円のところをなんと5万円ちょいで購入。ロードバイク乗りならわかると思いますが本当に破格です。
出品者の方もとても気持ちのいい方で非常に感謝しています。

ただ、もし時を昔の自分にアドバイス出来るなら「あと10万出して新品を買え」と言います。

今回はそういうお話です。

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購入まで

元々購入を検討したきっかけは、数年前に購入したクロスバイクが壊れてしまったためです。
学生時代は通学等で酷使していましたが最近はほとんど乗っておらず、運動不足解消のために久しぶりに自転車に乗ろうと思っていた矢先に故障したので、それならばと思い切ってロードバイクを購入することにしました。

購入の決意をしたのは良いものの、当時ド素人の私は「105?ディスクブレーキ?カーボンフォーク?」といった状態でした。
かろうじてネットで見た「コンポは105以上を買え」という言葉だけを信じて、ジモティー・メルカリ・ヤフオク等に張り付き破格の値段で手に入れたのでした。

ロードバイクは選ぶ基準(コンポ・フレーム素材・ジオメトリ―・ホイール etc...)が多く、初心者が1台目から100%満足出来る買い物をするのは難しいでしょう。 どんなニーズにも応えられるハイスペックなモデル(ターマックなど)を1台目から買っちゃえる金持ちなら別ですが...

なので、僕のように半分お試しの気持ちで中古モデルを格安で買い、色々とわかってきたところで本命の2台目を購入するという手もナシではないと思います。

予想以上にかかる整備費と中古ならではの不満

購入後無事商品は到着し、さっそく試乗。ブレーキがめちゃくちゃ硬い。
これでは事故を起こしてしまうと思い評判の良いバイクショップに持ち込み相談をしました。

プロの目から見ると色々とツッコミ所があるらしく、素人で何もわからない私はそのお店に整備を一任することにしました。

結局やってもらったのは、タイヤ・チューブ・ワイヤーの交換と全体的な整備点検作業で、パーツ代と工賃合わせて3万円程度かかりました。
おかげである程度快適に乗れるようにはなりましたが、それでもなおシフターの動きがイマイチ悪かったりブレーキの効きが悪かったりリムがすり減っていたりスプロケットとチェーンが汚れていたり中古ならではの不満はやはり一定程度残ります。

今となってはそういうものだと納得しているのですが、乗り始めた頃はいつも「新品の万全なコンディションでロードバイクに乗ってみたい...」と思っていました。

満たされない所有欲とアップグレード欲

そんなテンションなので自然新しいロードバイクを求めてネットサーフィンをしてしまい、余計に自分のロードバイクに対して不満を抱く事となりました。

「やっぱりディスクブレーキが良かった...ホイール変えたいけど腐るのが嫌で変えられない...」
「最新の105かっこいいな...」
「フレームとは言わずせめてフォークはカーボンが良かったな...」

先ほどはロードバイクのコンディションに対する不満でしたが、今回はスペックに関する不満です。
自転車というとローテクなイメージがありますが、実のところロードバイクは仕様の流行り廃りや入れ替わりが多いハイテク産業。

数年前のエントリーモデルはもはや過去の遺物、どうしても最新モデルが欲しくなってしまいます。(パーツを入れ替えることもできますがそれなら完成車を買う)

結局どこで買うのが一番いいのか

初心者でもそれなりの熱意を持って始める場合は20万円ちょいを持って信頼のおけるショップに行って店員さんと十分相談して購入することをお勧めします。
ロードバイクに乗ったこともないのにそんな大金出せるか! or 自分で情報収集をするから出来るだけ安く入手したいという場合は、

僕のように中古か、海外通販で買うのもおススメです。

一般的にロードバイクは国内代理店の代理店が輸入し、それを販売することで私たちのもとに届きます。
代理店を経由することでマージンがかかるため、現地での価格より国内価格はかなり割高になるのが一般的です。

しかし海外通販の場合、そのマージンが発生しないため非常に安く購入することが出来ます。
たとえば海外通販Wiggleで大人気のこのロードバイクシマノのSora+ディスクブレーキという構成でなんと10万円を切ります。 フロントフォークがカーボン製だったり前後スルーアクスルだったり初心者には必要十分なスペックで、ここからさらにセールをやっている時もあります。
Vitus - Razor VR ディスク (Sora - 2021)

さらには4万円を切るこんなモデルもあります。こんな価格ですがコンポもシマノのTourneyなので信頼出来ます。 Brand-X - ロードバイク

Wiggleはバイク本体に限らずホイールやウェア・小物の販売もしているのでぜひチェックしてみてください。
8,000円以上だと送料無料になるのもかなり助かります。

CANYONなど直接輸入できる海外ブランドは、せっかくコスパが良いのに送料や梱包料などで数万かかるなんてこともありますからね...(それでも価格破壊級ですが)

それでは、良いロードバイクライフを皆さんが送れるように祈っております...