ジョン・フルシアンテのアンプセッティングについて研究してみた。~EQ、ゲイン、リバーブ、エフェクターなど~
どうも皆さんこんにちは管理人です。
「枯れたギター」とも言われるジョン・フルシアンテのギターサウンド、その核となるアンプのセッティングについてリサーチしてみましたので備忘録もかねて記しておきます。
ジョンの音作り~イコライザー~
まず最初に結論から述べますと、イコライザーに関しての大体の意見に共通しているのは次の点です。
Bass...Max付近(8~10) Mid...中央から少し高め(4~7) Treble...かなり抑えめ(0~3) Presence...中央付近(4~6)
これはマーシャルのクリーンモデルを主に想定しています。
しかし他のアンプでも考え方としては同じでつまりは、
「ベースからローミッドを中心に据え、トレブルは抑えめ、モコモコさせないためにプレセンスは上げる。」という事です。
参考など
この方の動画では、「Bass10,Mid6,Treble1,Presence4」です。7分20秒ごろから説明が始まります。
この方はかなりのジョンフリークで、アンプも本人と同じ「Marshall Silver Jubilee」を使っており、ペダル群もほぼ本人と同じものを所有しています。エフェクター群の解説も他の動画では説明していて、かなり参考になります。そして上手い。
この方は「Bass10,Mid7,Treble0,Presence6」と言っています。
これはジョンのサウンドを再現した演奏動画なんですが、サウンドも弾き方もあまりに似ていて本人が弾いているのかと思うほどです。
iPhoneアプリのGarege Bandで録音し、その際のアンプセッティングは、
「Clean Combo (GB) Gain 10,Bass 8,Mids 5,Treble 4/5,Presence 6」
と概要欄にあります。ちなみにClean Combo (GB)とはVoxアンプのモデリングです。最後のソロはフレージングも含めて本当に本人かのようです。
このサイトも今回参考にさせてもらいました。続いてアンプセッティングについて議論しています。
ゲイン、リバーブ
まずはゲインについてですが、アンプ側のゲインは完全にクリーンであると考えられます。
ジョンのギターのクリーントーンは実際はクランチに入りかけぐらいのゲインで、"Under The Bridge"において顕著なように、優しいアルペジオではクリーン、強いストロークをすると少し歪むというようなゲインレベルになっています。
しかしそのゲイン成分を作っているのは、Bossの幻のコーラスペダル"CE-1"とMXRの"Microamp"です。この二つはわずかにゲインを上げる成分をもっており、ジョンは常時オンにしています。それにより絶妙なクリーン/クランチサウンドが出来上がっているのです。
ちなみにCE-1は生産終了となっており、後続機種のCE-5、もしくはCE-2の復刻であるCE-2wがあるのみです。
最後にリバーブについてですが、話をまとめるとアンプ側のリバーブを結構かけているようです。しかし、リバーブはペダル要塞の中に2つある事が確認されており、常時オンで薄くかける用と、たまに深くかける用のものがあるとも考えられます。
まとめ
いかがだったでしょうか、今回得た知識を生かして自分でも再現してみたところ、かなりイイところまではいくことが出来ました。しかし最後は何といっても技術、情緒あふれるジョンのギターにたどり着くまでは彼と同じように一日15時間練習しましょうかね。。。(無理)
今回はここまでです、さいごまで読んでいただきありがとうございました。