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統計検定2級(CBT)にわずか1週間で合格してきました【対策など体験談】

本日は久しぶりに勉強の話です。
先週の月曜日統計検定の存在を知り、何を思ったかその日に試験を予約し、わずか6日後の日曜日に受験したところ、無事合格したのでその体験談を綴っていきます。

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受験前のレベル感

  • 大学時代、統計学の単位はギリギリながらも一応取っていた。

  • ゼミの研究活動の一環としてRで重回帰分析をやっていた。しかしベースとなる統計学の知識はイマイチ...

  • アルバイトでちょっとした統計分析を半年ほどやっていた。とはいえデータの前処理や可視化等が主で、統計の知識はあまり見に付かず。

ツールとして使うことは多々あれど、きちんと理論的な背景を抑えていないという典型的なダメデータ分析者ですね。
とはいえ、平均・分散・標準偏差相関係数、データの見方(ヒストグラムや箱ひげ図)、重回帰分析の結果の見方、ぐらいはさすがにわかっているといったレベルでした。データを扱う上での基礎知識ですね。

なので、「統計学の授業はちゃんと出てました」という人や、「そこまで詳しくはないけど数値やデータの扱いには抵抗ありません」という人、「数学には自信あり」という人ならば2~3週間も勉強すれば普通に取れると思います。

受験まで

今回私が受けたのはCBT方式。試験を主宰するオデッセイのホームページで近くの試験会場を探し、たまたま空いてたちょっと遠くのパソコン教室に直接電話して予約しました。
さすがに6日後だとどこの試験会場も空いていなかったです、この記事を読んでいる皆さんはすぐに予約しましょう。

試験までに私がやったのは以下の二つです。

  1. 統計学WEB
  2. 統計検定2級問題集

逆に言うとこれしかやっていませんが十分です。この二つを極めれば余裕で合格できます。どちらも良い教材です。
平日の仕事前後に統計学WEBを一周し、土曜日と日曜午前でみっちり過去問を解くというスケジュールでした。合計で言うと20時間ぐらいでしょうか、なかなか無理があったので、2週間は期間を取ることをお勧めします...

流れとしては、まず統計学WEBを一通り読んで、章ごとの問題にも取り組んでみる。私の場合時間がなかったのもあるのですが、一度読んでピンと来なかったところも章末問題だけは解いてそこから特に深追いはしませんでした。
というのも、最初にはピンときてなくても後ろを読み進めていくにつれてわかる、という事が統計学ではよくあるからです。さっと一周してもう一度わからなかったところを読み直す。それでもわからなければその範囲は一旦捨てましょう。過去問を解いて実際に手を動かしてみるとわかることもあります。

過去問はマジで大事です。「ふむふむなるほど」と思ってもいざ問題を目の前にすると手が動かないものです。
逆に過去問を解いてだいたいのパターンさえつかめれば、なんだかよくわかってなくても解けてしまいます。統計学WEBの内容を一通り抑えた後は、ひたすら過去問を解いていきましょう。

実際にCBT試験を受けて

統計検定のCBT試験は、プールされた問題からランダムに35問程度出題されるという方式です。解いていく中で見覚えのある問題(若干改変はある)が何問かありましたので、一部過去問を流用しているのかもしれません。
1つの文章につき、穴埋めや数値計算などの2~3つの問いとそれぞれの選択肢が提示され、それらがすべて正しいものを1つ選べという形式を取っています。つまり1つの大問につき1つの解答となりますが、過去問では1つの大問に2~3個の問いがあり、それぞれ回答する形式です。結果的に、紙版では大問は20程度しかない(回答数は同じく35問弱)のに対し、CBT版では35の大問を解く事になるので、時間と気力・体力面でなかなかキツかったです。
ちゃんと時間に余裕をもって過去問を解けるようにしておいた方がいいでしょう。

試験が終わったらすぐ結果が表示され、その日から成績レポートがマイページからダウンロードできるようになります。

まとめ

試験に合格するための勉強というのは久しぶりでした。統計検定は試験自体がそこそこ上質なので、「受かるための勉強」というと若干邪道な気もしますがそれでもちゃんと力が付いたと実感しています。
足腰をもっとしっかりさせたいという人は、ぜひ受けてみてはいかがでしょうか。
次は統計学準1級に挑戦したいです。まずは赤本から始めよう。